ケガの功名という捉え方
先日、見学に来て下さったカップルさんが
「ウェルカムボードもいいし、サンクスボードもいいし、
でも、体験でできるフォトフレームもほしい!」
と迷っていらっしゃったのですが、お二人の意見が一致して
「やっぱりフォトフレームもほしいよね!」
と、まずはフォトフレーム制作をして戴くことになりました。
制作中、ご説明をさせて戴いている時に、
制作中のフォトフレームと、見本作品のフォトフレームの角が当たり
制作中のフォトフレームの角が、ほんの少し欠けてしまいました。
ガラスは、角がとても弱いのです。
ステンド硝子アートの通常の場合は、
フィルムもリードも貼り直しができるため
新しいフォトフレームに全てのパーツを全て移動させ貼り直す…
ということになりますが、アトリエ光源ではステンドグラスの設備もあるので
欠けてしまった角と、その対角線上の角の2箇所をリューターで削り
角を丸くして修正しました。
右上と左下の2箇所が、ガラスも丸くなっています。
左上と右下は、ガラスが直角です。
四つ角を丸くするのではなく、二か所というところがオシャレです!
ガラスが欠けなければ、長方形のフォトフレームで終わっていたのですが、
欠けたことによって、よりオシャレに生まれ変わりました!
まさに怪我の功名!
こんな風に、通常マイナスだと思えることをプラスに転換するのが
アトリエ光源の指導法です。
受講生のみなさんも、どんどん頭が柔軟になってきています。
「あ!間違えて切っちゃった!」
というように、マイナスであると思えたことが、アイディアによって
プラスに転じることができた時の喜びと快感!
これがステンド硝子アートの面白さのひとつです。
♪人生楽ありゃ苦もあるさ~♪のように、人生も一緒。
生きているといろいろなことが起こります。それを
『マイナスと捉えるかプラスと捉えるか本人の考え方次第』ですね。
アトリエ光源 藤田 光子